御台本

御台本 - Written by oda

恋人はシナリオライター
【登場人物】 【●性別】 【登場人物の概要】
のりくん 男性 シナリオが書けなくて困っている。
きーちゃん 女性 のり君が好き。

あらすじ

恋人はシナリオライターです。

恋人はシナリオライター

のり:んーーー、あーーー
のり:これじゃないしなぁーー
きぃ:どうしたの?そんなにうんうんうなって?
きぃ:掃除機かけちゃうから足上げて
のり:うん…
きぃ:ありがと
のり:うん…
きぃ:よし、終しまいっと
きぃ:どしたの?
のり:書けないんだよぉ
きぃ:小説?シナリオ?
のり:…うん
きぃ:少し、気分転換したら?
のり:んーーー
きぃ:私も掃除機終わったし
きぃ:コーヒー淹れてあげよっか?
のり:…うん
きぃ:お湯、沸かすね
のり:…うん
きぃ:(台所から)インスタントでいい?
のり:…うん
きぃ:…
のり:んーーー
きぃ:(台所から)マグカップそっちにある?
のり:あ、ある、あ、持っていく
きぃ:いいよ。
きぃ:悩んでるんでしょ?これ、一旦洗っちゃうね
のり:…ありがと
きぃ:のりくんにチューでもしたら書けるようになっちゃうかな?
のり:ダメだよ、今は
きぃ:ふふふ。あ、お湯沸いた。台所行ってくるね
のり:きぃちゃーん?
きぃ:(台所から)なーにー?
きぃ:あ、いい香り
のり:きぃちゃーん?
きぃ:(台所から)どーしたのー?
きぃ:(台所から)お砂糖入れるけどいい?
のり:うん
きぃ:(台所から)ミルク多めがいいよね?
のり:うん
きぃ:持ってきたよー
のり:うん
きぃ:隣、座っても平気?
のり:あ、ごめん、資料どけるね。
きぃ:一旦テーブル拭いちゃうね、ノートパソコンちょっと持ち上げて?
のり:…うん
きぃ:はい、大丈夫
のり:ねぇ、きぃちゃん?
きぃ:はい、お手て拭いてあげるね?
のり:…うん
きぃ:はい、のりくんのコーヒー、どうぞ
のり:うん。ありがとう
きぃ:熱いから、フーフーしてあげよっか?
のり:大丈夫、それくらいできるよぉ
きぃ:大丈夫?
のり:だいじょうぶ、いただきます
きぃ:いただきます
のり:ふーふー(飲む)。うん、おいしい。(ため息)
きぃ:おいしい?
のり:うん。おいしい。けど…
きぃ:少し休んだら? 膝枕してあげよっか?
のり:うーーー、ダメだよ、今、膝枕に逃げちゃったら、ずっと書けなくなりそうだよぉ
きぃ:じゃあ、ガマンする?
のり:えーー、でもーーー、
きぃ:おいで?
のり:んーーーあーーー、ダメだって。書けたらって言ったじゃん
きぃ:それは昨日ののりくんだよ?ほら、おいで?
のり:んーーーあーーー、やっぱり、ダメだって、書けたらって言ったもん
きぃ:アタシの膝枕じゃダメ?
のり:ダメじゃないけどぉ
きぃ:ふふふ、我慢してる
のり:からかってるでしょ?
きぃ:ちょっとね
のり:もー、きーちゃん!
きぃ:はい、コーヒー
のり:…うん
きぃ:そんなに難しいの?
のり:ねぇ、相談に乗ってほしいんだけど…さ?
きぃ:でも、私は書いたことないし、書けないよ?
のり:いいの、きぃちゃんに相談したいの
きぃ:うん。いいよ。
のり:あのね、今ね、
きぃ:うん
のり:恋人はマルマルっていう企画に参加することになってね
きぃ:うんうん
のり:恋人は…その、なにかやってる人でさ
きぃ:うん
のり:それでね、きぃちゃん?
きぃ:うん
のり:登場人物は、ふたりにしようと思うの
きぃ:うん、ふたりね
のり:それでね、恋人の、男の人か女の人が、その、恋人はマルマルっていう、その、特殊な人?って感じ
きぃ:うんうん
のり:書きたいんだけどさ?
きぃ:うん?
のり:書きたいんだけど、
きぃ:書きたいんだけど?
のり:……その、ね?
きぃ:膝枕する?
のり:……うん、いや、ダメ、まだ
きぃ:書きたいんだけど?
のり:気づいたんだよ、
きぃ:気づいたの?
のり:ボクさ?
きぃ:うん?
のり:その…さ?
きぃ:うん、コーヒー飲む?
のり:うん、飲む。ふーふー(飲む)
きぃ:おいしい?
のり:うん、おいしい
きぃ:なにに気づいたの?
のり:そう、それでね、気づいたの
きぃ:のりくん、何に気づいたの?
のり:ボクさ?
きぃ:うん?
のり:恋愛小説書いたことないんだよ、今まで


(第2話へつづく)


のり:書きたいんだけどさ?
きぃ:うん?
のり:書きたいんだけど、
きぃ:書きたいんだけど?
のり:……その、ね?
きぃ:膝枕する?
のり:……うん、いや、ダメ、まだ
きぃ:書きたいんだけど?
のり:気づいたんだよ、
きぃ:気づいたの?
のり:ボクさ?
きぃ:うん?
のり:その…さ?
きぃ:うん、コーヒー飲む?
のり:うん、飲む。ふーふー(飲む)
きぃ:おいしい?
のり:うん、おいしい
きぃ:なにに気づいたの?
のり:そう、それでね、気づいたの
きぃ:のりくん、何に気づいたの?
のり:ボクさ?
きぃ:うん?
のり:恋愛小説書いたことないんだよ、今まで
きぃ:あーー。うん
のり:書いたこと、なかったんだよ
きぃ:それで困ってたの?
のり:うん
きぃ:おいで、ぎゅーしてあげる
のり:ダメなの。いま、きーちゃんにさ、
きぃ:おいで?
のり:ダメ。
きぃ:ふふふ。でも、のりくんのさ、物語は、好きよ?
のり:ありがとう
きぃ:不思議な世界がそこに広がってて、ドキドキする
のり:きぃちゃんは、全部読んでくれているから、
きぃ:うん。のりくんの物語、楽しいよ?
のり:だけどね?
きぃ:うん?
のり:恋愛小説っていうか、恋愛のシナリオっていうか、どうやって書いたらいいのかなぁ?
きぃ:恋愛?
のり:そう。恋愛。
きぃ:のりくんがした、恋愛を、物語に起こしてみたら?
のり:僕の?
きぃ:そう。
のり:えー、でも
きぃ:でも?
のり:きぃちゃんが読むじゃん?
きぃ:私は、のりくんの書いた、ペンネーム「のっさん」っていう人の書いたものは、
きぃ:フィクションだと思って読むから大丈夫
のり:そっかぁ
きぃ:ね?
のり:うん…うん? でもさ? 今、ここで、僕がした恋愛を書くことになったら、
きぃ:うん?
のり:きぃちゃんは知ってるってことだよね?
きぃ:知ってる?
のり:うん。
きぃ:大丈夫、知らないっていう設定になってるから
のり:あ、そっか。そっか。そうだよね
きぃ:うん、知らないっていう設定になっているから
のり:そうだよね。それなら……よく、ないよね?
きぃ:気づいた?
のり:うん、ダメだよ? 設定が通用するのは、物語の中だけだからね?
きぃ:のりくんかしこーーーい、いいこいいこしてあげるね?
のり:ダメっ!ダメなの!今は
きぃ:いいこいいこしてあげるよ?
のり:ダメなの!書けたらっていう約束したじゃん
きぃ:それは、おとといののりくんがした約束だよ?
のり:それは、そうだけど…
きぃ:ほら、おいで? ひざまくらして、いい子いい子してあげる、ほら
のり:うん…ダメだって、まだ、ダメなの!
きぃ:…のりくん
のり:そんな泣きそうな顔しても駄目だからね
きぃ:ダメ?
のり:ダメじゃないけど
きぃ:いい子いい子できないの?
のり:一本書きあげたら、って約束したから
きぃ:隣に座ってるだけなの?私?
のり:いい?きぃちゃん?
きぃ:うん?
のり:きぃちゃんの応援があるから、僕は書けるの
きぃ:うん
のり:きぃちゃんがいてくれるから、僕は書けるの
きぃ:うん
のり:きぃちゃんのご褒美が楽しみだから、僕は書けるの
きぃ:うん、でも、今、書けてない
のり:そーーーなんだけどさーーーーーあーーーーーーー
きぃ:応援、足りてないんだよ?だから、ね?ほら、おいで?
のり:そーーーかもしれないんだけどさーーーーーーーー
きぃ:ふふふ、あらがってるあらがってる
のり:僕で遊んでるでしょう?
きぃ:あ、ばれた?
のり:ばれるよ! 僕だってきぃちゃんのことはわかってる…と思う
きぃ:じゃあ、クイズ。今、なに考えてると思う?
のり:え?なんだろう?
きぃ:きぃは、今なにを考えているでしょうか?
のり:えー、わかんないよ
きぃ:考えて?きぃが考えてること
のり:チューしたい?とか?
きぃ:ぶー、残念
のり:なに?
きぃ:どうやって困らせようかな?って考えてた
のり:ダメだよーーー、だって、すぐ困るもん
きぃ:うん
のり:だって、ただでさえ、恋愛小説が書けなくて困ってるんだよ?
きぃ:そうよね?
のり:ねぇ?きぃちゃん?
きぃ:なぁに?
のり:恋愛の物語って、どうやって書いたらいいの?
きぃ:えー、わかんないよ?
のり:そうだよねぇ、きぃちゃんにもわかんないよね?
きぃ:あ、そうだ!いいこと思いついた!
のり:なに?
きぃ:膝枕して、いい子いい子したら、思いつくと思うよ?ほら、おいで?ここ、ほら?
のり:んーーーー、あーーーーー! あーーー!ダメです!
きぃ:ふふふふふ
のり:きぃちゃん!ダメ!
きぃ:ダメなの?
のり:ダメ!
きぃ:私のこと、嫌いになっちゃったの?
のり:嫌いじゃないよ
きぃ:嫌いじゃないの?嫌いじゃないってどういうこと?
のり:だーかーらー!
きぃ:どういうこと?
のり:きぃちゃんのこと……


(第3話へつづく)


のり:恋愛の物語って、どうやって書いたらいいの?
きぃ:えー、わかんないよ?
のり:そうだよねぇ、きぃちゃんにもわかんないよね?
きぃ:あ、そうだ!いいこと思いついた!
のり:なに?
きぃ:膝枕して、いい子いい子したら、思いつくと思うよ?ほら、おいで?ここ、ほら?
のり:んーーーー、あーーーーー! あーーー!ダメです!
きぃ:ふふふふふ
のり:きぃちゃん!ダメ!
きぃ:ダメなの?
のり:ダメ!
きぃ:私のこと、嫌いになっちゃったの?
のり:嫌いじゃないよ
きぃ:嫌いじゃないの?嫌いじゃないってどういうこと?
のり:だーかーらー!
きぃ:どういうこと?
のり:きぃちゃんのこと……
きぃ:きぃのこと?
のり:あーーもう、わかってるくせにぃ!
きぃ:わかんないもん、言ってくれないと?
のり:だって…
きぃ:だって?
のり:恥ずかしいもん。言うの
きぃ:なんて言うの?なんて言うのが恥ずかしいの?
のり:きぃちゃん!
きぃ:なんて言おうとしたの?なんて言おうと思ったから恥ずかしくなっちゃったの?
のり:だって、ボクは、
きぃ:うん?
のり:きぃちゃんのこと……
きぃ:うん?
のり:……
きぃ:……
のり:……好きだから
きぃ:うん、知ってる
のり:なんで!きぃちゃんは余裕なんだよぉ!もう!
きぃ:だって知ってるもん。のりくんが、きぃのこと好きなの、知ってるもん
のり:んあーーーー、もう!
きぃ:きぃも、のりくんのこと好きだよ?大好きだよ?
のり:……
きぃ:……
のり:……
きぃ:……
のり:なんで、きぃちゃんも照れてるんだよぉ
きぃ:だって、のりくんが照れるから
のり:きぃちゃんずるいよ
きぃ:きぃも言ったもん。
のり:なんて?
きぃ:なんて?って?
のり:もう一回言ってよ
きぃ:なんで?
のり:なんか勢いに任せて言ったでしょ?
きぃ:だって、
のり:ほら、まっすぐ向いて?
きぃ:えー、恥ずかしいって
のり:ちゃんと言って欲しいの
きぃ:えっと、のりくんのこと……す、
のり:……
きぃ:のりくんのこと…すきだよ
のり:……
きぃ:えー言った。もう言った
のり:大好きだよって言って
きぃ:大好きだよ
のり:ちゃんと
きぃ:えー言った。いま、言ったから
のり:言って。
きぃ:きぃは、のりくんのこと…好きです……大好きです
のり:こっち向いて言って
きぃ:のりくんのこと…
のり:目見て?
きぃ:恥ずかしいよ
のり:手、つないで
きぃ:のりくんずるい
のり:ちゃんと言って
きぃ:きぃは、のりくんのこと…好きです……だ、大好きです
のり:ボクも、大好きだよ
きぃ:…
のり:…
きぃ:…
のり:…
きぃ:…
のり:…
きぃ:こういうの書けばいいと思うんだよね
のり:え?
きぃ:こういうの、こういう恥ずかしいの書いてしまえば、ちゃんと恋愛の物語っぽくなると思うんだよね
のり:そ、そうか!
きぃ:ぎゅーして?
のり:ダメ。まだ、書けてないから
きぃ:大好きって言うだけなの?
のり:まだ、ダメ。ボクも、我慢してるの
きぃ:きぃは、おあずけされてるだけじゃん
のり:ボクのためだと思って
きぃ:でもぉ
のり:ボクのために一緒に我慢してほしいの
きぃ:えーー
のり:我慢できないの?
きぃ:うん
のり:それは、ボクも同じ
きぃ:いつ書けるの?
のり:今みたいなのを、書ければいいんだよ。って言ってくれたでしょ?
きぃ:うん
のり:少し、設定を考える必要があると思うんだよ
きぃ:どういうこと?
のり:いつも、ボクは、設定をしっかり考えて挑むんだ
きぃ:うん
のり:場面の背景、気温、湿度、明るさ、暗さ、それから、におい、香り
のり:五感を研ぎ澄ませて、設定に落とし込むんだ、そこから、人を考える
きぃ:うん
のり:だから、まずは、設定を考えようと思う
きぃ:どんな設定?
のり:そうだなぁ、さっきは、好きって言うだけでも、恥ずかしくなっちゃったでしょ?
きぃ:うん、恥ずかしくなっちゃった
のり:だから、そうだなぁ、そんなに恥ずかしくならない人物のほうが、
のり:いっぱい「好き」って言える気がするんだ!
のり:これって発明じゃないかなぁ?
きぃ:あぁ!なるほど!のりくん頭いい!いい子いい子してあげるー!
のり:はーい、あ!ダメだよ!まだダメなの
きぃ:いい子いい子したいのにぃ
のり:もう少しなんだよ、この設定が出来上がれば、一気に書き上げられそうな気がしてる!
きぃ:のりくん!
のり:うーーーん、どんな設定がいいかなぁ?
きぃ:好きっていっぱい言える人?ってこと?
のり:そう!演じるんだ!ボクときぃちゃんのそのままだと恥ずかしいから、演じるんだよ!
きぃ:楽しそう!
のり:ん~そうだなぁ、
きぃ:あ!思いついた!ねぇ、のりくん、こういうのはどう?


(第4話へつづく)


のり:OH!キャサリーーーン!
きぃ:OH!ミスターノリぃ!
のり:キャシィーー!アイム、べりーーべりーー、大好きぃ!
きぃ:OH!ファンたーースてィッくぅ!アイム、そう、大好きぃ!
のり:キャシィーー!
きぃ:ノリィーーー!
のり:キャシィーー!
きぃ:ノリィーーー!
のり:キャシィーー!アイム大好きぃ!
きぃ:ノリィーーー!アイム大好きぃ!TOO!
のり:キャシィーー!
きぃ:ノリィーーー!
のり:どう?
きぃ:すごい!
のり:すごいよね!
きぃ:うん、さっきより恥ずかしい!
のり:そうなんだよ!さっきよりすごい恥ずかしい!
きぃ:びっくりした。文字で見るより、ぜんぜん恥ずかしいの
のり:だよね!こんなのボイコネで演じろなんて言われたら、コメント欄見れないと思わない?
きぃ:もう無理!
のり:……
きぃ:……
のり:……
きぃ:……
のり:…キャシィ
きぃ:…ノリィ
のり:ごめんよ、キャシィ
きぃ:いいのよ、ノリィ
のり:ボクがぜんぜん書けないばっかりに
きぃ:いいのよ、ノリィ、私はぜんぜん気にしてなんかいないわ、だって、私は、
きぃ:あなたをこんなにも応援しているのだもの
のり:OH、ボクはなんて不甲斐ないんだ、キャシィ、OHキャシィ!
のり:君がこんなにも僕を愛してくれているのに、なのに
きぃ:ええ、そうよ、私はあなたを愛しているの、こんなにも愛しているのに
きぃ:どうして、ノリィはノリィなの?
のり:あぁ、どうしてキャシィはキャシィなんだい?
きぃ:……
のり:……
きぃ:……
のり:……あ、今のセリフダメだと思う
きぃ:うん、なんだっけ、テラスの2階の人と、話すシーンがあるやつよね?
のり:そう、それ、なんだっけ?なんとかとなんとかっていう、昔からあるやつで読んだことある、
きぃ:うん
のり:ちょっと、消そう。よくない、なんだっけ?イモオとジョルイッタみたいなやつ
きぃ:芋男とジョルイッタ?
のり:なんだっけ?
きぃ:ロミオとジュリエットじゃなくて?
のり:あ!そうそれ!あーー、すっきりしたー、シナプスつながった~
きぃ:そういえば、悲恋よね、あのお話
のり:ヒレン?
きぃ:結末が悲しいの
のり:悲しいのは嫌だなぁ
きぃ:じゃあ、ハッピーエンドにする?
のり:うん、ハッピーエンドがいい
きぃ:どんなハッピーエンドがいい?
のり:それは、ふたりが愛を確かめ合って
きぃ:うんうん
のり:目を見つめあって
きぃ:うんうん
のり:愛をささやくんだよ
きぃ:どんなふうに?
のり:きぃちゃん、愛してる
きぃ:……
のり:笑っちゃダメだよ?
きぃ:……うん
のり:きぃちゃん、愛してる
きぃ:…好き
のり:いいでしょ?
きぃ:女性役は?どんなセリフを言うの?
のり:えっとねぇ、「私も、あなたのこと、愛してる」って言いあう感じかな
きぃ:のりくんのセリフのあと、繰り返す感じ?
のり:そうだね、
のり:きぃちゃん、大好き、愛してるよ
きぃ:私も、のりくん、あなたのこと、愛してる
のり:うんうん。ぐっとくるね
きぃ:名前呼ぶほうがいい気がした
のり:良いと思う
きぃ:書けそう?
のり:心配?
きぃ:うん、だって、書きあがらないと、膝枕も、いい子いい子もしてあげられないんだもん
のり:ふふふふふふふ
きぃ:どうしたの?
のり:気づいてないの?
きぃ:気づいてないって?
のり:ほら、もう、4話まで書いてある
きぃ:え?あ!いつの間に?!
のり:きぃちゃんが気づかないうちに、書き上げていたんだよ
きぃ:のりくん!
のり:ラストは、このセリフだよ。
きぃ:ねぇ?私もひとつ付け足していい?
のり:いいよ。じゃあ、最後、ここに書いて?
きぃ:はい
のり:じゃあ、いくよ?
きぃ:うん
のり:「きいちゃん、僕は、君を、愛しています、大好きだよ」
きぃ:「のりくん、私も、のりくんのこと愛しているの、大好き」
のり:よーし!できたーーー!
きぃ:のりくんすごーーい!
のり:やっとかけたよ!
きぃ:おめでとう!
のり:ありがとう!
きぃ:おいで、膝枕してあげる。
のり:うん
きぃ:それにいっぱい、いい子いい子してあげる
のり:うん
きぃ:いい子いい子
のり:きぃちゃーーーん、やっと書けたよぉ
きぃ:えらい子えらい子、いっぱい悩んでいっぱいがんばったねぇ、よしよし
のり:僕は幸せ者だね
きぃ:そうなの?いい子いい子
のり:だって、きぃちゃんが見守っててくれるから
きぃ:私はいつだって、のりくんの味方だよ?
のり:きぃちゃーーーん!
きぃ:ぎゅーーーってしてあげる!!!
のり:きぃちゃーーーーん!ぐるじいぐるじいぐるじいぐるじい
きぃ:どう?
のり:ふふふ、しあわせ
きぃ:ご・ほ・う・び(キスをする)
のり:ありがと
きぃ:うれしい
のり:あ!ひらめいた!
きぃ:のりくん?
のり:ひらめいたんだ!ひらめいた!ひらめいたんだよ!
きぃ:のりくん?
のり:もう1つ書けるまでご褒美はとっといて!
きぃ:えー
のり:おーーーし!がんばるぞぉ!


おしまい


劇場・雑談処はこちら

Twitter

当サイトの「シナリオを使用したい」などのご連絡は、Twitter(@koegeki.com)へのリプライなどをご利用ください。DMは相互フォローで解放しています。

管理人のおだが運営しているTwitter(@koegeki.com)へ、「シナリオを使用します」ご連絡を頂いた際に、ツイートされているおしらせに気づいたら、リツイートさせていただきます。

ハッシュタグは「#御台本」を使ってもらえたら嬉しいです!

使用したいときはリプライ頂けたら嬉しいです。

御台本一覧へ戻る